舌石


眼下の水路(旧寺島川)沿いの石垣面から突き出ている石は、屏風折塀の支柱石で「舌石」と呼ばれています。
屏風折塀は、塀の一部を屏風のように折り曲げて堀川の方向に突き出させたもので、
この折塀に鉄砲や矢を撃つための穴を設けることによって正面のみならず側面方向への攻撃が可能となり、城の防御性を高めていました。
徳島城跡の旧寺島川沿いには約32メートル間隔で6個の舌石が残っており、
全国的にも類例の少ない貴重なものです。

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